
鉄骨造並みの木造2×4大空間の実現で
オリジナリティの高いデイサービス(通所介護施設)を。

SAP建築事務所では2011年よりツーバイフォー工法を採用した高齢者施設の企画商品化を進め『ほっとエール』シリーズとしてリリースいたしました。 以来全国各地で地域のゼネコンとともに多くのプロジェクトを進めてきた経験をもとにデイサービス構築への基本情報や木造2×4工法採用のこだわりなどをお伝えします。
デイサービス(通所介護)とは?
要介護認定を受けた利用者が施設への日中の通所を通して、機能訓練やレクレーション、昼食や入浴の介助等のサービスを受けて利用者ができる限り自宅での生活を続けられるようにサービスを行います。日中デイサービスを利用する事で、他の利用者やスタッフとの交流も増えて利用者本人の孤独や、孤立感を解消し、さらに支える家族の気分転換や負担の軽減も目的としてサービスを提供します。
特にレクレーションには施設によって様々なプログラムがあり、施設を選択する際にも重要な要素となっています。
デイサービスの建築を予定する地域の調査
計画をスタートする前に、予定する地域の情報収集は欠かせません。競合他社の状況や、プログラムの内容、今後の高齢者数の予測、スタッフの確保等多岐に渡ります。
デイサービスの概要
【開設者】:法人格を有する
・株式会社 ・NPO法人 ・社会福祉法人等
【利用対象者】:要介護1から5の認定を受けた方
【利用定員】規定なし(10名以下と10名を超える場合で職員配置が変わります)
【職員配置】
:管理者 :生活相談員:機能訓練指導員:看護職員:介護職員
※人員の基準は行政によって異なる場合がありますので事前に相談が必要です。
お泊りデイサービス?
デイサービス(通所介護施設)に宿泊できるサービスで、通常午後、夕方に自宅に帰りますが、お泊りデイはそのまま通所介護施設に宿泊することができます。ただし、介護保険の適用がなく、事業者が設定した料金を、利用者の全額負担となります。
地域密着型通所介護
2016年4月より利用定員が18人以下の通所介護施設の事を地域密着型通所介護として市町村の管轄となりました。原則として、管轄する市町村の住人でなければ通うことができませんのでより地域との関りが深くなります。
これ以上の大規模な通所介護は従来通り都道府県の管轄となっています。
デイサービス(通所介護)建物の設置基準
【食堂・機能訓練室】
利用者1人あたり3㎡を乗じた面積以上。利用方法によって兼用も可能。
【相談室】
利用者のプライバシー確保のため相談の内容が漏れないように個室が望ましい。
【静養室】
静かな場所で、個室が理想です。ベットをおけるスペースを確保します。
【事務室】
事務作業に支障のないスペースと利用社の個人情報保護の観点から書類ストック等を設置
【トイレ】
利用者の人数によって適宜トイレを設置。車いす対応、汚物処理の対応等事業者との打ち合わせによる。
【浴室】
事業者とのイメージ共有が必須で入浴介助の方針によって広さや個浴の個数等を決定。
バリアフリーで滑りにくい床材の設置など気をつける。
【キッチン・厨房】
事業者の食事提供のニーズ(湯銭、調理等)に合わせて機器を選定します。
【消防設備】
管轄消防の予防課等との事前相談で情報を共有し、消防法を遵守
デイサービスの防耐火設計
防火構造もしくは準耐火構造がほとんどで、その他、併設施設の場合は防火区画の考え方が自治体などで異なる場面もありますので事前の相談は欠かせません。
重要な水回りの動線計画
主に水回りの動線計画によってその後の運営に大きな差が出てきます。私たちは全国各地の運営事業社様と何度も協議を重ねて理想的な動線計画を実現してきました。
デイサービスはオリジナリティーを求められる時代へ。
高まる木造での構造計画の重要性
デイサービスでは施設によって、レクレーションの差別化を進めて特色ある運営が求められており、内容も多岐にわたります。リハビリテーションをメインにしたり、食事のメニューにこだわったり、音楽やカラオケや体を動かすゲームに力を入れたりと事業者の色が出てきます。
そこで主に必要となるのが、機能訓練室の大空間スパンです。
鉄骨造並みの大空間を実現するエンジニアリングウッド(EW)

木造で大空間を叶える為に私どものデイサービス計画には欠かせないのがエンジニアリングウッド(EW)です。
私たちの強みは、初期の計画段階から、構造チームと一体となってEWを空間計画に落とし込み、エンジニアリングウッド(EW)を使いこなしています。
PSL (Parallel Strand Lumber)、
LVL (Laminated Veneer Lumber)
TJI (Trus Joist I Beam)Ⅰ型ジョイストなど
種類によってその特徴は異なりますが、大規模、大断面木造建築、大スパンや、多層階木造には必須の構造材となっており、初期の構造計画段階において、各担当が情報を共有し、適切なエンジニアリングウッドの選定を行って行きます。
このスパン、、、木造では難しいのでは?と思える計画ほど、是非一度ご相談下さい。

SAP建築事務所『5つの実り』を実践し、
設計、竣工したデイサービス(通所介護施設)
デイサービスの計画にあたり、機能訓練室の大空間が求められています。SAPでは大空間化を実現するため、専門の構造設計とチームを組んで初期段階より設計業務を進め2×4建方、施工のサポートまで行っています。
柔軟なプランニング、大空間、木の温かみ、
高品質とコスト削減で顧客満足度の高い施設を
私たちは、多用途に広がる施設建築に対応し、積み上げた情報を集約し性能、コストで最適化した規格プランをアーカイブし、システム化された2×4工法6面体ユニットを構築。
計画依頼を受ければ、すぐに走れる、スタートできる体制が整っています。
コンストラクションマネジメントと空間の規格化によって、コストをカットしながら、2×4工法の高品質と木の暖かさ等、多くのメリットの実現により、全国のデイサービス営事業者様に選ばれています。

デイサービス(2×4工法平屋建)
大空間スパン 9.33m×7.28m

デイサービス(2×4工法平屋建)
大空間スパン 8.00m×7.73m

デイサービス+住宅型有料老人ホーム
大空間スパン 9.97m×6.37m

デイサービス+サ高住(2×4工法2階建)
大空間スパン 6.37m×5.68m

デイサービス+サ高住(2×4工法2階建)
大空間スパン 6.37m×5.68m

デイサービス+住宅型有料老人ホーム
大空間スパン 8.19m×6.6m

デイサービス+サ高住(2×4工法2階建)
大空間スパン 12.79m×5.68m

デイサービス(2×4工法平屋建)
大空間スパン 10.92m×5.46m

デイサービス(2×4工法平屋建)
大空間スパン 10.46m×6.82m

デイサービス+住宅型有料老人ホーム
大空間スパン 9.55m×5.68m

デイサービス(2×4工法平屋建)
大空間スパン 17.25m×5.46m

デイサービス+サ高住(2×4工法2階建)
大空間スパン 17.25m×5.91m

デイサービス+サ高住(2×4工法2階建)
大空間スパン 7.28m×5.68m

デイサービス(2×4工法平屋建)
大空間スパン 9.1m×7.0m

デイサービス(2×4工法平屋建)
大空間スパン 12.28m×7.73m

デイサービス+サ高住(2×4工法2階建)
大空間スパン 12.28m×6.37m

デイサービス(2×4工法平屋建)
大空間スパン 15.69m×9.55m